「瓜割の滝」 名水百選No.36 (福井県旧上中町)
暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
こんな暑い日には少し涼しい話題を。
今回は水のお話
ここがどこだかわかりますでしょうか?
そうです、名水百選にも選ばれている「瓜割の滝」なのです!
(タイトルにも書いてますね、ごめんなさい・・・)
瓜割の滝は福井県若狭町天徳寺にある湧水で、「飲める名水」として関西一円から人気のある場所となっています。
地域のちょっとした観光スポットって感じですね。
名前の由来は、あまりの水の冷たさに瓜が割れてしまったという伝説に由来しているらしいです。流量は4,500t/日。水温が年平均11.7℃という非常に豊富な水量と低温な環境を維持しております。
名水百選ってなにって方はこちらをご参照下さい(なおWikipediaから飛ぼうとするとリンク切れ起こしてます)。
まぁ簡単に言えば、昭和62年に現在の環境省が「名水である」と言われる水源を100か所選定したものです。
なお、福井県若狭地域だけでもこの瓜割の滝以外に1か所、鵜の瀬があります。
余談ですが、名水百選のほかにも新名水百選とも呼ばれる、平成の名水百選(同じ町内や隣の小浜市にもある)や、水の郷百選(国交省の選定で100以上ある)など、さまざまあります。
さて、ここ瓜割の滝は「緑とせせらぎに囲まれ活き活きとした共生田園のまちかみなか」として水の郷百選にも地域全体でちゃっかり選ばれております(笑)
(ちなみに旧上中町には「活きてるね、ほっとかみなか」とかいうスローガンもありましたが←)
そんな瓜割の滝、今上天皇・皇后陛下が皇太子の頃(S62年)に旧上中町に行啓の際に、お立ち寄りになり、献水をなさった場所でもあります。
(「有名です」と書こうとしましたが、よく考えたらそんなことしたら日本中有名になってしまうではないかと思いやめました)
このような古そうな説明書きが残る中で、1年前にはなかったものが立ち並んでいました。
それがこれ。
なんと、豊富な水量を生かして発電と水車を始めちゃいました。
そもそも、この瓜割の滝の湧水、天徳寺地区の水道水として活用されてきたのですが(沸かすの大変そう)、この度もっと活用しようとはじまりまして・・・
すこし行かない間に大きく変わっていくものですね。
これだから地理は(ry
さて、この瓜割の滝ですが、近年ちょっと状況が変わってきております。
1. 水量が格段に増えた
2. 水温が上がった
3. 来場者が増えた
何があった!?
いや、たぶん環境の変化等々何でしょうが・・・
いや、3番はいいんです、問題は1つ目と2つ目。
まず1つ目。
水量が増えた結果、今まで使っていた通路を閉鎖する必要性が発生し、別ルートを確保する必要性が出てきました(今日行ったら別ルートできてたけどさ)
いままで使用していた飛び石が水中に埋まっちゃったんですね。
そんなに降雨があったとか記憶してないんですがね・・・
たぶん山の形が変わったんでしょうなぁ・・・
ちょっと調査してみる価値はありそうです。
そして2つ目。
今まで触れると冷たくて、長時間は触っていられなかったんです。
それが去年、触った瞬間「ぬるっ」ってなりました。
異様に水温が上がってたんですね。
でも今年に入って少し水温が戻っていたので一安心。
でも去年なんであんなに温かったんや・・・
さてさて・・・
また昔の冷たさを取り戻しつつある「瓜割の滝」ですが、最近売店も新しくなりました。ぜひ一度来て、おいしくて冷たい水を飲み、その水で冷やされた野菜や葛饅頭などを堪能していってみてくださいね!!
ちょっとわかりにくい場所にあるのが難点ですが。